観光編なのに種子島宇宙センターを書いていない私です。
写真は資料館
より大きな地図で しょーこ つつうらうら 種子島 on the GoogleMap を表示センター見学ツアーはたぶん4回は行っていると思いますが、
いつもいけない場所がありました。
それは大型ロケット発射場
つまり、現在主力のH-IIA・Bが打ち上がるまさにそこです。
行けない理由はいくつかあり、
主にロケットや衛星が施設内にあると、ほぼ100%入ることができません。
私の場合は入れる時期ではあるのに、延期のせいで、帰るしかない(休みがないので、帰宅が精一杯)とか、
行けるのに、上のように次が既に入っているという理由で入れなかったりいろいろです。
で、今回は延期なしに飛んだのに、わざわざ2日伸ばして種子島に残ったのは、
実は次の打ち上げまでに期間が空いている=射場見学ができるのでは?という推測のもと残った感じです。
もちろん推測通り射場見学ありです。
(射場の安全が取れない場合は入れないこともあります)
ちなみに、昔は射場内を歩けたそうですが、最近は変な連中が来るせいか、バス内での見学のみとなってしまいました(残念)。
それでも射場内は関係者でも滅多に入ることができないので、こんなチャンスはまたとありません。
速攻参加です(なくても事前予約済みでしたが)
見学内容は上の通りでおよそ1時間と少々です。
船や飛行機の時間がある方は注意して参加しましょう。
(港まで1時間少々、空港まで1時間弱)
他の方も書いていらっしゃるので詳しい内容はここでも書きませんが、
写真だけ掲載しておきます。
4年前のパノラマ写真を発掘しました。
以降は1/29の写真
H-IIシリーズF7号機
6、8の失敗でお蔵入りとなり胴体保存されている。
(いつも思うがそろそろ維持費がやばいんじゃないか)
人との対比を見てもらえるとわかる様にこんなでかいものが宇宙へ飛んで行きます。
写真はフェアリングですが、この中に衛星をパッキングして送り出すわけで、他のオレンジの筒はすべて燃料が積み込まれています。
ほぼ燃料を宇宙に飛ばしているようなものですね。
エンジンも本物です。
たぶん車のようにほとんど機械が作っているのだろうと思われるかもしれませんが、
実はその逆で、すべてがハンドメイド、すべてが日本の技術者の職人技なのです。
そして量産されているとはいえ、ロケットは一点物で、打ち上がってしまうと基本的には海のもくず。
一般人が見られるのはたったの13時間です。
鉄道なら限定とか言っても機会があれば再び見られるでしょう。
しかし、ロケットはそのときその場にいかなければ一生見ることができない代物なのです。
この匠の技を見ないわけにはいかない
ある意味こういうところがロケットバカになる理由なんでしょう。
さて、長くなりましたが射場です。
こちらの組み立て棟で先ほどのロケット本体が組み立てられ、
こちらの射場に運ばれて打ち上げを待ちます。
今回は派手にやってくれました。
ススだらけです。
あとは管制室を見て終わりです。
射場に入れないときはロケットの丘で説明を受けます。
最近は特に人気なツアーとなっているため事前に予約しないと、当日満席ということもあるようです。
ところで、センターでたぶんほとんどの人が素通りしてしまう場所に神社があります。
恵比寿神社です。
ロケット打ち上げ成功祈願の神様かと思われますが、
そうではなく、この宇宙センターを作る前、ここには大崎の集落があり、建設のため村全体が移転することになったという話があります。
そこにあった恵比寿神社が今でも資料館近くに移転して見守っているというわけです。
資料館から少し歩きますが、是非とも行っていただき、いろいろな方の思いを感じ取っていただきたい場所です。