しばらくネタが無かったので、投稿していませんでしたが、
THETA関連で検索が多いと言えばレビューに関するもので、
続いて
自分を写さない方法とか
写真(JPG)の取り出し方、
友達にあげる方法、
補正の仕方というのがあり、
だいたいこれらについては書いてはきましたが、
よくある検索で未だにちゃんと書いていないのが
印刷でしょうか。
印刷自体は
デジカメと同じく、普通に写真をシータから取り出して印刷すれば良いのですが、
せっかくの全空間写真なので、面白い印刷をしたいと考えるのですが、
その面白い印刷というのが思いつかないわけです(脳みそがカリカリ梅なもので)。
ちょっと話を進める前に、普通に写真を取り出して印刷する場合は、
A4だと余白の方が多すぎて迫力に欠けますので、
やはり全空間を考えるとA3やノビ、ロール紙なんかで出した方がいいかなと、個人的に思います。
また、パノラマ印刷を代行するサービスもありますが、
基本的に全空間を意識したものではなく、iPhoneやAndroid携帯のパノラマ写真がターゲットであるため、
ショボすぎな物ばかりでシータを印刷しようと思える物は、私の中では、今のところありません。
で、そんな感じでなかなか印刷までする気にはなれなかったTHETAの画像でしたが、
ちょうど先週くらいに、面白い印刷方法が紹介された記事を目にしました。
RICOH THETAの360度パノラマ写真を立体化するペーパークラフトが面白いと評判
そうか、球体で印刷すれば普通じゃなくて面白い!
これぞ求めていたシータならではの印刷方法だ!
ということで、早速試しポッチをさせていただきました。
ちなみに、お試しなんですが、せっかくロケットの写真(
F25と
F26)を印刷してみるので、
迫力あった方が良いかなと、一番大きい14cmサイズをオーダーしてみました。
14cmサイズは4つのパーツで構成されていて、説明書きの通りに北半球からパチパチと組み立てていきます。
(ロケッこはバカなので説明書きも読まずに南半球から組み立ててしまいました・・・
まぁ、問題も無く組み上がりはしましたが、ちゃんと説明は読みましょう)
だいたい10分ほどで完成。
THETAで撮った打ち上げの平面画像(正距円筒図法)でも迫力は十分ありますが、
球体にすることで、みんなが一直線にロケットを見つめている図が、
実によく出ている写真に仕上がり、非常に面白く、発見のある印刷であると感じました。
値段もこういった特殊な印刷ながらもお手頃な価格帯なので、
興味があれば是非印刷してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ロケットは被写体(ロケット)が小さいので、
14cmくらいあるとちょうど良い仕上がりになりましたが、
普通の写真なら9cmくらいが手頃なサイズで良さそうな感じがします。
何を被写体にするかによってサイズを考えてオーダーされた方が良さそうなので、
まずは、オーダー前に印刷プレビューしながらサイズを考えてポッチしましょう。
今度は9cmで印刷をしてもらおうかな。
追記
個人的なサイズ感ですが、
風景写真は目標物にもよりますが、9cmか14cmがよく、
人物などスナップ写真として印刷してもらう場合は9cmサイズがちょうど良いと思いました。
感覚的に、9cmはL判、14cmは2L判といったところでしょうか。 |
追記
展開図形が異なりますが、iPhone、iPadからでも印刷できるアプリもあるようです。
PazuCraft
先に紹介した球体プリントは、既に切り抜きされていて、
のりを使わずにパズル感覚でパーツをはめ込んでいけば完成する形ですが、
こちら(PazuCraft)はのりとはさみが必要になります。
(下の追記でのりを使わない方法を考えてみました。)
注文しなくても自宅で手軽に多面体クラフトが作れる点では便利です。
ただ、こちらは形状がカクカクの多面体なので、
もし球体に近い物が欲しいと思えば、いまのところ球体プリントがお勧めです。
一度だいたいのサイズを確認するためにPazuCraftで作ってみると良いかもしれません。
ちなみに、AirPrintしたらプリンタがL判でしか出力してくれなかったので、
一度PazuCraftから出力した画像をPCに送ってから印刷しました。
A3でギリギリプリントすると球体プリントの14cmサイズと同じくらいになる感じです。
用紙がなかったので投稿が遅くなりましたが、こんな感じです。
(A3プリンタがないので、A4を分割印刷(ポスター印刷でA3サイズ)しています)
PazuCraftで作ってみて分かったことは、
気軽にTHETAが印刷できる点と、
クラフトが好きな人は、このくらいの工作はチョチョイとできるので良いと思いますが、
切りだしやのり付けの手間、仕上がりを考えると、球体プリントの方がいいですね。
上に書いたようにだいたいのイメージとして作ってみて、
欲しいと思ったTHETA画像を球体プリントで注文するというのが良いと感じます。
ただ、写真を見比べると分かりますが、
家のプリンタ出力(右)と球体プリント(左)は若干色合いが薄くなるようです。
印刷する物や、そのときの出力に差が出るかもしれませんので、
球体プリントを発注する場合は、その点に気をつけた方が良さそうです。
追記150417
PazuCraftは基本のりと付けしないと組み立てられませんが、
のりがない場合やのりがべたつくのが嫌なので、
のり付けしないで組み立てしたい!と人は考えるわけです。
たまたま子供の雑誌付録の作って作って攻撃にあったときに、
これだ!とひらめきましたので、ご紹介(というほど大げさなものでもないですが)。
雑誌ふろくのペーパークラフトは、のり付けが一切不要になっていて、
片側の凸部を一方の切り込みに挿入するようになっています。
この方法をPazuCraftに適用すれば、のり無しで組み立て可能です。
まずは、印刷して、凸部と差し込み部を作ります。
だいたい2時間くらい(描いて、切って)かかりました・・・
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全体図 |
拡大図 |
あとは、組み立てるだけで完成。
適当に凸と差し込みを作ったので、なかなか切り込みに入らず、1時間ほどかかりました・・・。
のり付けよりは若干見た目が悪い気もしますが(試しにやってみたということもあるので)、
どうしてものりの場合は、複雑な形でうまく貼り付かない(作り途中で剥がれてしまう)、
丸くなるにしたがって、手にのりがベタベタついて汚れやすいので、
試してみたこの差し込み方法のほうが良いかなと感じます。
ただ、切りだしから作成までに3時間ほど要するので、それだけ時間をかける根気があるかですが、
クラフト自体、チャチャっとできる訳ではないので、自分で考えながら作る楽しさはあると思います。
それと、曲げるときですが、私は小学1年のときに先生に教わった、
はさみの裏を使って曲げやすくする方法(折り目を付ける方法)を使っています。
こんな感じです。
これで、こういう風になります。
ちょっと写真が暗いので、分かりにくいですが、
スジ(折り目になる部分)が入っているのが分かるでしょうか。
なお、通常は
山折りにする部分にこの方法を使いますが、
PazuCraftは山折り部分が写真にあたるので(写真に傷が付く)、
印刷のない裏面に折り目を付けています。
追記150730
球体プリントさんに、どのくらいの期間再オーダーできるのか伺ったところ、
だいたい1年くらいは保持しているそうで、注文時のコード(画像受付コード)を控えておけば、
同じサイズでも違うサイズでも印刷可能だそうです。
※念のため購入前に再オーダー可能か問い合わせてみた方が良いと思います。
関連URL
球体プリントサービス
PazuCraft(
サイト)
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