CALの考え方〜Windows Server

  • 2012.11.27 Tuesday
  • 22:46


WindowsServerを買うと必ず付いてくるCAL(Client Access Licenseの略 読みはキャル)の話、
奥の深い話で詳しく解説することはできないが、とりあえず、知ってることを覚え書き

というか、ほとんど早わかりライセンスガイドに書いてあることなので、わざわざ書くことでもないか

※書いておきながら本当にあっているのか自信はないので、
必ずMSへ確認してください

もし、誤りがあれば、コメントください。
記事がWin2008R2の頃なので、要件が古くなっていることもあります。



●CALは2種類ある
CALはデバイスとユーザーの2つがある。

1台のパソコンを複数で使うならデバイス、
複数のパソコンを1人が使うならユーザーが良いとされる。

参照:CALの種類とモードの選択方法
ライセンス情報 クライアント アクセス ライセンス(図解が分かりやすい)


●CALは足し算できる
例えば、WindowsServer2008を買うと5CAL付いてくるが、
さらに、新しくWindowsServer2008や2008R2を購入するとそれにも5CAL付いてくる。

※2012以降はOSとCALは別々に購入する必要があります。
 したがって初期導入時に必要なライセンス数を確保する必要があります。
 次回サーバ追加時に同じバージョンのOSであればCALの追加は必要ありません(もし増加予定なら要追加)。


この場合、それぞれのサーバに対して5CALずつしか使えないのか、
それとも全部で10CALという考えなのか気になる。

答えは10CALとして、既存、新規すべてのサーバで使える。
たまたま、既存のCALが不足してしまったタイミングで、たまたま新規でServerOSを購入するタイミングが重なったときは、
いちいちCALを別途購入しないでも、勝手に新規購入のServerOSに5CAL付いてくるので、ラッキーという感じ。


ただし、デバイスで5CAL、ユーザーで5CALという風に買った場合は、
足し算はできず、デバイス5CAL、ユーザー5CALとなってしまう。
(要するに同じCAL同士であれば足し算できるが、異なる場合は足し算できない)

あと、既存や最新、旧のCAL同士はもちろん足し算できない。


●最新バージョンにCALは引き継げるのか
いま使っているCALは新しくでたServerOSに使えるのか?
答えはNo

たとえば、最新のServer2012を使うためには、新たに必要分のCALを購入しなくてはならない。
逆に最新のCALは古いServerOSにアクセスできる権利があるので、
Server2012のCALでServer2008にアクセスすることは可能。

ただし、2008の後に2008R2がでたが、この場合は同じ系統なので、2008のCALは引き続き2008R2で使うことができる。

ダウングレードした場合は、ややこしい。
この場合、Windows Server 2008 R2 ライセンス よく寄せられる質問にある下記の質問を解釈するに、
たとえば、2012→2008にしたとすると、
2012では2008のCALは使えなかったが、ダウングレードすることで、そのダウングレードしたサーバへ既存の2008のCALからアクセスすることが可能となるようだ。

よく寄せられる質問より抜粋
Q.  Windows Server 2008 R2 のダウングレード権を行使して Windows Server 2003 を実行する場合、そのWindows Server 2003 にアクセスするユーザーまたはデバイスには、Windows Server 2008 CAL が必要ですか?
 
A.  いいえ。Windows Server 2008 R2 から Windows Server 2003 にダウングレードする場合、Windows Server 2003 CALでもアクセスできます。また、Windows Server 2008 CALでもWindows Server 2003 にアクセスすることが可能です。
 

 

追記170309

コメントいただきました通り、

MSのライセンスを購入する際、SA(ソフトウエアアシュアランス)を買うか買わないかという選択があります。

 

SAを買わない場合は、普通に売られているソフトのように最新版(アップデートではなく、アップグレード版)がでても再度購入となりますが、

SAを付けて購入しておくと、SAの期間にもよりますが、期間内に最新版がでた場合、

追加費用なく、最新バージョンを入手することができます。

 

なお、当たり前な話ですが、もともとのライセンスに紐付いているので、

旧版と新版を同時に運用することはできません。

 

SAを付けるか付けないかという話では、

1年以内に新しいバージョンが出そうな場合はSA付きで、

しばらくは出なさそうならSAなしでという感じになるかと思います。

 

参考

バージョンアップも見据えたL+SAの賢い購入プラン



●WebServerのCALは必要か
WebはCALの必要はなく、「同時使用という考え」のようだ。
ただし、不要なのはインターネット環境(必ず外につながっていて、不特定が見られるようになっている)の場合であり、

完全に外界から隔離されたネットワーク(簡単に言うとイントラネット)は使う数分(接続数分)のCALが必要になってくる。


追記130510
●Windows系OS以外からのアクセスでもCALは必要か
答えはYes

例えば、私のようなMacを使っていたり、その他iPadやiPhone、またはAndroidなど
とにかくWindowsに接続されるクライアントすべてが対象となるので、
その台数分必要となるようです。

追記130719
●他OSは上の通りであるが、ではプリンタやWebカメラはどうなのか?
という検索があったので、調べてみた。

まずCALの基本的な考え方はサーバに対してアクセスがあるかについてのライセンスである(ようはそのままClient Access Licenseの頭文字)。

つまり、サーバに対して、例えば、クライアント(別のサーバBを含む)がサーバAの共有フォルダに対してファイルを保存するとか閲覧するとか(その共有が内蔵だろうが、外付けHDDであろうが)、
または、サーバAにぶら下がっているプリンタ(共有)に対してアクセス(データを送る)をするとかであれば、必要になる。

逆に、サーバAがそのサーバA自身に接続されているデバイス、
例えば、外付けHDDやプリンタなどにアクセスする場合は、CALは必要がないが
(それが外側に共有を開いていても、自分自身に接続されているデバイスにアクセスするので)、
(もし、その接続デバイス側が特殊なライセンス形態を持っているようであれば、そのデバイス側のライセンスが必要にはなると思うが、ここはCALの話なので無視)

逆に、多機能なプリンタやHDDで操作パネルなんかが付いていて、
そこからサーバAにあるファイルにアクセスして(例えば写真とか)、
閲覧したり、印刷したいものを選んで印刷・・・という場合は、
サーバAに対してアクセスのあるデバイスとなるので、CALは必要になってしまう。


Webカメラとかでも、サーバA側にソフトウエアがあって、そのソフトウエアが写真を取得する分(サーバAからデバイス)にはCALは必要がないが、
逆にWebカメラ側にサーバAの共有フォルダやFTPへ写真を送る(保存する)という機能があって、アクセスをともなう場合(デバイスからサーバA)は、CALはやはり必要となる。

※FTPでサーバーにアクセスする場合でもCALが必要となります。
 ただし、Webと同じ考え方で匿名(不特定)に対して公開されている場合は不要となります。


ちなみに、iPadやiPhoneはCALは必要と書いたが、これはあくまでiPadなどからサーバを閲覧(アクセス)する場合であり、
サーバ側にiTunesを入れて、USBで接続して、サーバ側から写真とかファイルをiPadなどに入れ込むだけの場合(とにかく端末からアクセスしない)はCALは必要ない。


ややこしい話ではあるが、とにかくサーバA何らかのアクセスをともなう場合はCALが必要、
サーバAがぶら下がっているデバイスに対してアクセスする場合はCALは不要
といった感じだと思う。



それと、サーバAが別のサーバBにアクセスする場合は、CALは必要である。
もしそれが一方通行(サーバAからサーバBにアクセスはあるが、逆はない)ならば別のサーバBにアクセスするために1CALだけ必要となるが、
双方向(お互いがお互いの何かにアクセスする)な場合はそれぞれに1CAL、合計2CAL必要になる。

ということは、下の考えの場合、購入時に最低でも2台で10CAL分ついてくるので、
うち2CALが双方に使用されるので、別のクライアントが使えるのは残りは8CALとなるわけだ。


この部分は推測も含まれるので、詳しいことはMSに聞いてもらった方が良いかもしれない。


追記140905
●たとえば、普通にCAL付きのWin Serverを買ったする。

 そのServerにSQL Serverをインストールした場合、
 このSQLを覗くためのCALはServerに付いていたCALでOKか?

答えはNO

Serverに付いていたCALはあくまでWindows共有(フォルダ共有やプリント共有用)であるため、
SQL Serverにつなぐためには別途SQL用のCALが必要となる。

ちなみに、リモートディスクトップをするためにも必要なCALが必要となるので、
導入するMS製品をリストして代理店やMSに必要なCALを相談するとよい。



CALはここでは書ききれないほどに奥が深いので、

パソコン環境をどのようにするのか決めてから、MSへ相談してみるとよい。
MSに電話すると一番良いCALの取得方法を教えてくれる。
また、Webでは説明できないような、クセのある内容も教えてもらえるかも。


追記150522
●CALは登録する場所があるのか?
という質問があったので、調べてみた。

自分もServer 2000時代のときはインストール時にユーザーかデバイスか選択したり、
何CAL保有しているのかなどを登録した記憶があるが、
2008くらいからそういった選択や登録の画面を見なくなったので、探したりしながら既に何年も経ってしまった。

結論としては、参考URLで書かれている通り、CALの登録は2008以降はなくなったようだ。
(ただし、リモートディスクトップ(RDS)は必要)

あくまでその会社のモラル(コンプライアンス)がちゃんとできているか否かということにかかわってくるようだ。

参考URL
【Windows】Windows Server 2012 CALの登録方法?!
WindowsServer2012 CAL追加について
 

 

 

追記161208

●ライセンス

CALとは関係ないところで、Windows Server 2016のライセンスのカウント方法が変わったようで、

最低8ライセンス(16コア)〜、あとはCPUのコア数と搭載数で追加していく感じだそうです。

 

詳しくは代理店に搭載するマシンのCPU型番と数量を伝えて計算してもらってください。

 

ザックリ計算したい場合は、この辺が分かりやすいかもしれない(中程のフローチャートで計算できます)

 

あと、この辺とか読んでおくとよいかも

Windows Server 2016で大きく変わるライセンスモデル

 

 

●仮想環境上のCAL

例えば、Windows Server 2016にHyper-Vを構築して、Windows Server 2012を入れた場合、

Windows Server 2016のCALは必要か?

 

答えは不要

 

2016はあくまでハイパーバイザーの管理用として利用していて、

クライアントからアクセスはそれに載っている2012に対してになるので、

2012のCALだけでOK

 

仮に、ハイパーバイザーの2016に対して何かしらアクセスが必要な場合はCALが必要となるが、

その前にHyper-V以外の機能を使う場合は、2016のライセンスを追加購入しないと他の機能を有効にすることはできない。

 

 

逆に2012にHyper-Vを構築して、2016を載せた場合は、

2016のCALが必要になる。

 

 


■参考URL
Windows Server 2008 ライセンス概要
Windows Server 2008 クライアントアクセスライセンス (CAL) の概要

早わかりライセンスガイド

知らないと損をするWindows Server CALの仕組み

Windows Server 2003の「クライアント・アクセス・ライセンス(CAL)」の正しい説明はどれでしょうか?

あなたの Windows CAL についての知識、古くありませんか?


【Windows】Windows Server 2012 CALの登録方法?!
WindowsServer2012 CAL追加について


※記事には古い内容もありますので、必ず最新のものをお読みください。



追記130510
Win以外のOSについて追記
追記130719
デバイスについて

 

コメント
CALが引き継げるかという点はSA権を購入していて購入から2年ないし3年(ライセンス形態による)以内に新バージョンのWindowsがリリースされていれば引き継ぐことができます。
もしくはSA権を更新している間は常に最新バージョン
のWindowsサーバに対してアクセス権を保有できます
  • 通りすがり
  • 2017/03/08 9:06 PM
通りすがりさま
コメントありがとうございます。
SA権をあまり買わないので、忘れておりましたが、
確かにSA付きで購入していれば期間中は常に最新にできますね。

追記しておきます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/windows-server/license/2008/r2/licenseguide/qgd0803_p04_04.aspx
  • rockecco
  • 2017/03/08 9:27 PM
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