XPサポート終了まであと1年
- 2013.04.07 Sunday
- 20:36
2年前に当たる昨年からカウントダウンをはじめているので、いまさらな話ではあるが。
ニュースでもやっている通り、いよいよXPのサポートが1年を切った。
Windowsの中では2000とXPはMacユーザーからみてもかなり完成度のいいOSだったので(だから一時Macから離れたというのもある)、カウントが1年を切るとだんだんと名残惜しい気持ちになるものだ。
とりあえず、自分は再びMacOSに乗り換えているので、サポート終了の話はああそうなんだ、いよいよか 程度なんだけれども。
やっぱり知らない人から見れば寝耳に水のようだ。
もっと延長して欲しいという意見もあるようだが、
延長サポートの5年の間(2009〜2014年)になぜ変えなかったの?って門前払いされるのが落ちかなと思っている。
(実際サポートされているのはservice pack 3でSP2以前はすでにサポート外である)
なのでこの一年でどうあがいても新しいパソコンに乗り換えるしかないということになる。
去年ならWin7かWin8かという選択肢はあったのだが、
すでにWin7のマシンは手に入れられない(量販店では難しいですが、ダウングレードなどで手に入れられるメーカー(メーカー直販)はあります)ので、
自動的にWin8に乗り換えとなるのだが、
XPのソフトは結構使えなくなっているものが多いので注意が必要である。
追記 以前にダウングレードについて書いたが、Win8Proの場合は正規のWin7を持っている場合に限って ダウングレードができるようである。なので、ダウングレード可能なものなのか一度調べてみると良いかもしれない。 Windows 8搭載のPCは無料でWindows 7にダウングレードできる |
とは言えサポートが切れるだけなので、イコール使えなくなるというわけではない。
なにが問題かといえば、セキュリティに対するリスクが増えるという話であるので、
セキュリティ対策にものすごく自信があれば、自己責任で使い続ければいい話である。
まぁ、サポートがあってもなくても、結局セキュリティを意識しなければならないのはどのOSでも変わりはない話ですし。
また、未だにWin2000が現役で活躍中ですし、実はサポート切れなのにだれも騒がないVistaも動いていたりするので、
XPもちゃんと管理できれば問題なく使用できるという話である。
それにUNIXなどは一つ古いOS(最新はアップデートや不具合が多いので)を使うこともしばしばあります。
※こうは書きますが、あくまで自己責任でお願いしますね。
追記 OSとは別問題ですが、念のため書いておくと、 パソコン自体、つまりハード面の保証が1年、ショップで延長しても5年です。 理由は、メーカーが修理用部品の保管が製造から5年だからです(5年内に在庫切れたらアウト)。 そういった方面(ハード)のサポート切れから考えても自動的に買い換えせざる終えないということにはなります。 追記 ちょっと補足的なものですが、 MSがサポートを打ち切ると言うことは、これまでサポートしていた他社製品もXPのサポートが打ち切られることになります。 実はこの点が今回のMSサポート終了の重要な話になります。 例えば、市販のセキュリティソフトもXP対応のものが作られなくなるといった点で、リスクが高くなります。 しかし、市販でもフリーでも、XP対応をがんばってくれる方が世の中にいれば、 その人たちを応援しながらXPを使い続けるという手も残されています。 (ただし、サポートされようと思ったら、相当の覚悟が必要です)。 もしそういったことが面倒であれば、やはりサポートのある7や8に乗り換えるしか選択肢はありません。 |
とりあえず、6月頃に新しいOSが発表されるようなので、その様子を見ながら、買い換えを検討していくと良いかと思う。
→Win8.1が発表されました。
学校とか職場などはシンクライアントにすればリーズナブル(学校なら学割使えるし)に更新できるかもしれないので、そういったのも視野に入れてみると良いかもしれない。
ちなみに、小規模でそれなりに使えるシンクライアント(10クライアント分)で見積もると、
下は1000万円(冗長化込み)くらいというのが相場のようです。
追記1 そういえば、忘れていましたが、Win7に入っているXPモードも基本的にXPですので、 1年後にサポートが切れます。 MSより引用 Windows XP モードは、Windows XP と同じサポート ライフサイクルに従います。つまり、延長サポートは 2014 年 4 月 8 日で終了します。詳細については、「Windows ライフサイクルのファクト シート」を参照してください。 あくまで移行用のツールなので、この4年の間に7で代替となるツールに移行できているはずなので、当たり前の話でしょう。 ところで気になったのは、ライフサイクルのファクトシート Win7の販売終了時期がまだ決まっていないんですね。 やっぱりVistaと同じで、8が失敗作で、しばらく様子見なんでしょうか・・・。 →パッケージ版については2013/10/30で販売が決定されました。 インストール版は未定なので、しばらくはメーカー在庫でダウングレード版が買えそうではあります。 ただ、パッケージ終了から1〜2年で終了となっている傾向なので、 今年から来年までにダウングレード版も消えてしまうかもしれません。 |
追記2 では今が買い換え時期か?という疑問が出てくると思う。 今でしょなんていうアホなCMがあるが、 私は、いまは買い時ではないと思っている。 ただし、家で使う専用で大きなノートやデスクトップに買い換えを検討しているなら、 タッチが付いているかいないかだけ気にすれば、いつ買い換えてもいいと思う。 買い時ではないと考えているのは、持ち運ぶ軽量のA4以下(13インチ以下)のノートパソコンの場合である。 理由として、最近このクラスのパソコンはどのメーカーもSSDを採用していて、その容量が128GBくらいが現在主流である。場合によって64GBということもある。 HDDでも問題なければ特段気にすることもないが、SSDにしたいと考えているなら、 256GBくらいになるのを待った方がよいと思う。 XP世代のパソコンだと40〜80GBとかでも十分なので、SSD64GBでも余裕じゃないか?と思われるかもしれないが、 64GBではOS(20GB)とリカバリ領域(5〜10G)、ソフト(〜10GBとか)だけでいっぱいいっぱいになってしまう。 32GBなんて何も入らないに等しい。 128GBもあれば十分かもしれないが、家で写真や資料をこまめにバックアップしていかないとすぐにいっぱいになってしまう。 したがって、余裕のある256GBは欲しいかなと考えるからである。 現在256GBを扱っているのは、NECの超軽量のパソコンくらいである(じっくり探していないので、他メーカーでもあるかもしれない) SSDの価格自体も下がってきているので、冬や来春まで待てるのなら、じっくり機種を選定して買い換えた方がよいだろう。 これ意外のスペック(CPUやメモリ)は特にどれでも問題なく使えるので、気にしなくていいかな。 |
追記3 Win8.1が登場し、各社から8インチタブレットが出始めました。 基本的に64GBSSDですが、拡張としてmicroSDを搭載していますので、SDカードの方を使う専用にするという選択肢があります。 私としてはちょっと待っても良いけれど、お金があれば買いかなと感じています。 また、通常のノートPCも256GBクラスのものが出始めていますので、 Win8を検討している方はそろそろかなと思います。 合わせてWin7へダウングレードできるか確認もしてみると良いかもしれません。 |
追記4 ところで、組み込み系のXPはいつ?ということで調べてみると、 Windows XP Professional for Embedded Systemが同じタイミングで、 Windows XP Embeddedが2016年までとなっているようです。 いまだから知っておきたい! XP EmbeddedからStandard 7への移行ポイント Windows Embedded製品のサポートと供給期間 |